Nintendo Switch用コントローラ修理
こんにちは かなで です。
今回は、任天堂スイッチ用に購入したプロコン(の互換コントローラ)の修理をしたいと思います。
若干違うが、中身は同じであろうコントローラを羅列しておきます(検索用)
mkeety
Kstime
Yokepro
HANICHASO
ECHTPower
という事で、本題に移ります。
うちでは、スイッチでマインクラフトをよくやっているのですが、マイクラで走るという行動をとりたいときは、左のアナログスティック(プレステでいう「L3」)を押し込みながら操作することになりまして
そのマイクラで走るというのは、結構常時行っている気がします。
そのため、スイッチのJoyconでよくあるアナログスティックが効かなくなる、勝手に動く というのと同じ事象が、このコントローラでも発生している状況です。
よって、今回の目的は「左アナログスティックを交換する」になります。
以前、PS4の左アナログスティックを交換したことがあり、そのパーツが手元にあったので、意気揚々と分解したところ、PS4のスティックと形状が違いました。(分解の様子はこの後出しますが、とりあえず比較を先に)
見た目でわかる大きな違いとしては2つ。
1つ目はスティック(棒)の部分の太さ。
2つ目は、この分(なんて言えばいいのかわからない)の長さというか出っ張り具合?
後は、色があからさまに違いますが、調べてる限り、色は判断材料にしない方がよさそうです(実際PS4はもともと緑色でしたが、黒いやつに交換してます)
なので、交換をやってみたいと思ったときは、一度分解して中のスティックが実際どういうものなのか確認してから購入するアナログスティックを探したほうが良いと思います。
それではいよいよ分解開始!
まずはグリップ部分のネジを外します。
あっ、今回は全部+ネジでした。
2か所外すと、このようにグリップ部分が引っこ抜けます。
お次は、上の画像の5か所ネジを外します。大き目のプラスドライバーだと穴に入らない可能性がありますので、ちょっと小さめのドライバーを準備するのがよいかと思います(メガネ用まで小さい必要はありません)
100均にあるような精密ドライバーで十分でした。
5か所のネジを外した後は、裏側の部分をゆっくり上に持ち上げると簡単に外れました。
裏側の部分を写真に撮っておきます。
たぶん外れないと思いますが、ZLボタン ZRボタンが取れてしまったときは、上の写真の向きで入れるだけで大丈夫です。
はめ込んだ状態。
マインクラフトでは結構ZL ZRを頻繁に使うので、可動部は結構削れていますね…今回は特に何も扱っていませんが、もし折れたら今度は補強修理ですね。
では表側パーツの裏面写真です。
真ん中の青線で囲っている部分はバッテリーですね。
今後何かの参考になるかもしれないのでバッテリー情報メモしておきます。
MODEL LIP1522Li-ion BATTERY PACK
3.7V 550mAh 3.7Wh
Maximum Charge Current. 1.0A
Maximum Charge Voltage. 4.25V
MADE IN CHINA
次にLRボタンを外します。
手前方向にゆっくりスライドすると簡単に外れます。
ちなみにバネはついていません。
外した後の状態。
反対側も同様に外します。
次はバッテリーの取り外しです。
赤矢印部分に爪をひっかけて、右方向にグリグリします。
はい。外れました。
バッテリー本体は強力な両面テープで引っ付いています。
全体的に力を徐々に加えながら少しずつ浮かせましょう。
なんとなく力を加えてもよさそうですが、それで壊れては元も子もないので…
こんな感じで外れました。この黒いのが両面テープ&クッションですが、バッテリー側に引っ付くか基盤側に引っ付くかはその時々です(実は今回2つ交換してまして、基盤に引っ付くパターンとバッテリーに引っ付くパターンと両方ありました) 特にどっちでもいいです。
ちなみにバッテリーを取らないとネジが外せないのでスティックの交換ができません。
これは振動用のモータです。
クッションで押し込まれてるだけなので、線が切れないように外します。
この後はんだごて片手にゴリゴリと基盤を動かしまくるので、ケーブルが切れるかもしれません。
私は外しませんでしたが、最初からはんだごてで溶かして外しておいてもいいかと思います。
もちろん外すなら基盤側です。
次はこいつです! LRボタン、ZL ZRボタンの本体?です。
赤矢印方向にスライドすれば取れます。が、これもケーブルが繋がっているので切らないように注意しましょう。
これだけズラスことができてればOKです。
ちょっと違う角度の写真。これケーブルなので切らないように注意です。
基盤を止めている最後の中央のネジを外します。
じゃじゃ~ん! やっとバラせました。
一応。左右のジョイスティック、中央にあるUSB TypeCのケーブルつなぐ部分。
この3か所が外すときに引っかかりやすいところです。
基盤を外すときに力はいらないので、外れないときはこの辺が引っかかっていると思ってください。
ひっくり返さない限り取れないと思いますが、ひっくり返しちゃった人用に戻し方を矢印で。
書かなくてもわかりますね…
かなり寄り道してる気がしますが、やっと基盤むき出しの状態になりました。
赤枠部分が今回交換するLアナログスティックの裏側です。
ちょっとケーブルが邪魔なのでずらします。
↓
しつこいですが、あまり曲げたり戻したりすると切れてしまうと思うので、あまり動かさないように越したことはありません。
表から見ると
こちらです。
スティックにかぶせているパーツは上から押し込まれているだけなので、上に引っ張れば外れます。
特に意味はないですが全体写真
ではアナログスティックを別角度から。
側面に数字が書いているのがわかると思います。
ちょっと読みにくいですが、「38」「6」「B」「103」と書かれています。
色々調べたのですが、「角度38度」「Bカーブ」「抵抗10kΩ」というところまでわかりました。
全く同じものを買えばよさそうです。
ここで一番最初の写真に戻りますが、こちらが購入したスティックです↓
「3」「8」「B」「103」
同じものを買ったのですが、表示が違いました。
結局この後も調べたのですが、どういうものなのかわからずじまいでした。
ここで「38度」と呼べなくはないし、
他に「60度」というのもあったのですが、左枠に「60」と書いているパターンもあれば、左枠に「6」、右枠に「0」と書いてあるパターンもありました。
なので、きっと同じものだろうと信じて交換することにしました。
※結果的に問題なく動いてるのですが、フォートナイトやAPEX等の操作がシビアなゲームをしている場合は、もしかしたら違和感があるかもしれません。(私は何も気になりませんでした)
この辺の違いについて詳しく情報お持ちの方いらっしゃったらコメント欄で教えてください!
ここからサクッといきます!
はんだを外すのはこの場所です。最初からついてない場所があるのは中華あるあるです。
そのままではなかなか吸えないので、追い半田をして、はんだ吸い取り線で地道に吸います。
はんだ中は集中してたので画像ないです…
という事で頑張った後です。きれいに穴があいてるでしょ?
新品のアナログスティックを表から刺した状態。
ちゃんと全部のピンがいい感じに入りました。
ピンは簡単に曲がってしまうので、ちゃんと全部のピンがすんなり入るように整えてから指しましょう。
改めてはんだで固定した状態です。ちゃんと中華に習って不要なピンははんだ付けしないようにしました。
※嘘です。最低限はんだ付けした後、動作確認して全部はんだ付けし直してます。でも本当に最低限でも大丈夫そう…
ここまで来たら、後は逆の手順で戻していくだけです。
戻すときは特に気を付ける場所はないです。
しいて言うなら、
再度写真を張りましたが、戻すときもやっぱりここの部分が引っ掛かります。
特にアナログスティックの部分ですね。なので表側からスティックをずらしながら入れるとスムーズに入ります。
以上完成!(写真は最初の使いまわし)
怪しい動きもなく、壊れることもなく、無事使えるようになりましたよ
最後までお読みいただきありがとうございました。
気になることがあったら、コメント頂けると嬉しいです。
自主学習も兼ねて記事にするかもしれません。